中学時代、音楽のM先生は少し変わった授業をしてくれて教科書もソコソコに、自作のプリントを作って歌を教えてくれたんですね。それはフォークソングのプリント。まず最初に教わったのは「なごり雪」でした。
動き始めた汽車の窓に顔をつけて 君は何か言おうとしている
君の唇がさようならと動くことが 怖くて下を向いてた
この 歌詞についての説明を熱弁していたのを今でもはっきり覚えてます。そんな授業のおかげでフォークソングが好きになり、そんな配られたプリントの中に長渕剛さんの曲があったんです。
- 巡恋歌
- 俺らの家まで
- いつものより道もどり道
- 君は雨の日に
この4曲がそれ。ファーストアルバム「風は南から」からの4曲ですが、これを聞いた時に他の曲を聴いてみたいと思ったのが、剛さんの曲との出会いです。
そんな剛さんを聴き始めた中学3年のクラスの合唱コンクールで歌ったのが
「長いのぼり坂」でした。この曲もファーストアルバムから。クラスの合唱コンクールは普通はピアノの伴奏と合唱なんですが、この曲を選択した我がクラスはピアノ+ギターの演奏と合唱でのエントリー。ギターを弾けるクラスメイトが弾いてたのを間近で見て、「カッコいいなぁ」と憧れたもんです。残念ながらコンクールの結果は散々でしたが(^_^;)。
その頃自宅になぜかあったクラシックギターで見様見真似でコードをジャカジャカしたのがギターの弾き初めです。最初に覚えたコードは「G」。「長いのぼり坂」の最初に出てくるコードですね。できるコードからクラシックギターで練習してると、なんと今度は友人がもう弾いていないフォークギター(当時はアコギをそう呼んでました)が家にあると。胸躍らせながら、友人の家までギターを借りに行った日を今も覚えてます。
そこで借りたギター。初めて弾くアコースティックギターになるのですが、型番は覚えてないけどAriaのフォークサイズのギターだったと記憶してます。1万くらいって言ってたから「ARIA F-100」あたりじゃなかったかと思います。あとはっきり覚えているのは、弦を押さえると指が痛いことですね。弦高が高いとか低いとかもわからない頃、とにかく指が痛い痛い日々でした。